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2017-09

いのちを纏(まと)う - 2010.04.28 Wed

皆様こんばんは。
足袋ネコでございます。


もうすぐゴールデンウイークをむかえようとしているのに
この寒さはなんデスカ?
まぁ 私にはゴールデンウイークはまったく関係ないので
どうでもよいのですが (←ひねくれ者)



120403no5.jpg
とら助が虹の向こうで楽しくしているのなら
本当にどうでもよいのです。





さて、 今こんな本を読もうかと思っています。
題名に惹かれて手に取りました。
130428no1.jpg




皆さんは、洋服と着物の違いはどこにあると思いますか?
洋服は形が様々で そして動きやすく、脱ぎ着もしやすいです。
和服は着るのにちょっとした技術が必要で 動きにくいけれど
サイズが少しぐらい違っても気にせず着こなす事が出来ます。


それから・・・・・・・




洋服は 縫い目をほどいても1枚の布に戻る事はありませんが
着物は ほどいて縫いなおせば反物に戻ります


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加賀友禅は着物の形にしてから模様を描くので
身頃やおく身、襟等にするために生地にはさみを入れてバラバラにしますが
完成に近づく頃には1枚の反物に戻ります。
上の写真は バラバラになった物をミシンで1枚の生地になるように
繋ぎ合わせたところです。



130422no2.jpg
仕上がるとこのように 「反物」 となって 問屋さんに行きます。




そして 着物に仕立て上げられるのです。



130422no1.jpg




何を言いたいかというと・・・・・









洋服は仕立てると 切れ端や余り布がたくさん出ますが

着物は 生地をほとんど無駄にせず、余り布も少なく
1反で生まれた反物は 着物に姿を変えても 1反のままなのです。
ずっと・・・・ずっと、大切にされるのです。
それは何故か。






それは 絹の着物はたくさんの 「命」 から作られるからです。






絹の生地は繭玉から作られますが

1反の反物を作るのに必要なのは

およそ 2600個の繭玉です。

2600の蚕の命を頂いて

着物は成り立っています。



着物を纏う(まとう)という事は 


命を 纏う  という事なのです。












あ~~~~~~ 今日は真面目な話をしちゃったぞ~
こんな話は堅苦しくていけないやね。
130428no5.jpg






足袋ネコの第1回講義 おわり。次の講義は予定なし。

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こんにちは

 足袋ネコさん、こんにちは。

 洋服と着物の違い…とても興味深く拝読しました。

 とら助ちゃん…ゆっくり休んでいるでしょうね(楽しんでいるかも…)。

 3年前に亡くなったゴエモンのことを時々思い出します。
 きっと楽しく過ごしているに違いない…と思っています。

素敵な話ですね~
命を纏う・・・
命を大切にする文化
日本人に生まれて良かったな、と思いました。
着物の佇まいが凛として清々しいのは、
こういった考え方からもきているのですね。

命を紡いだ作品に囲まれて育ったとらちゃん♪
きっと、虹の橋の向こうでも
元気にしていますね^^

着物と洋服の違い、改めてそうなんだと教えて頂きました。
そうですよね、着物は反物から出来てるんですよね。
若かりし頃、この長い一枚の布から着物が出来るって凄いなって思いました。
今で言うととてもエコなのですね。

1反に2600個もの蚕の命を頂いてるのですね!
>着物を纏う(まとう)という事は 命を 纏う  という事なのです。

本当にそうですね。
最近全く着なくなった着物。
改めてもっと大切にしようと思いました。
素敵なお話をありがとうございます。

とらちゃんは、ちゃんと「着物を纏う」事を分かっているから
虹の向こうでも色んな事を大切にして、みんなと楽しく過ごしていますよ。
でも、母としては気になりますよね。

とらちゃん、2枚とも可愛い♪

え”~~~っ!第2回の講義はないの~~~

足袋ネコさん、こんばんは!
一枚目のトラちゃん、超足長さんですね!!
もし人間だったら、八頭身美男子間違いナシですね♪

友禅のお仕事って、一旦着物の形にしてから描くんですね。
知りませんでした~!!
そして、一反の反物には2600のお蚕様の命から成り立っているなんて・・・!
実は私の実家も、主人の実家も元養蚕農家なんです。
この記事を読んで、一反の絹が仕上がるまでの苦労を想いました。
着物が世代を超えて受け継がれていくのも納得ですよね~。
巷ではユニ○ロのようなファストファッションが流行っていますが、
大事に大事に受け継がれていく着物のような物って素敵だと思います。
しかもハギレがほとんど出ないなんてエコですよね~!

ちなみにお写真で着物を広げてかけていらっしゃいますが
あのハンガー(?)ってどちらで手に入るものなんでしょう?
そのうち家を建てる予定なのですが、↑のように着物を飾るのに
憧れているんです♪
教えていただけると嬉しいです~!!

う~む、なるほど…

こちらは昼間は暖かい日が増えましたが、日が暮れるとまだ冷えます。
自宅を出るときは肌寒いのでコートを着て出ますが、段々暑くなって脱がなくちゃならず、嵩張るし面倒…。
とはいえ、時節柄単の着物も欲しいぞということで例の古着屋へ行って来ました。
いい藍の大島に出逢いました。
ついでに角帯と夏物の袴も。
まるであつらえたようにピッタリです。
かなり予算オーバーでしたが、いい買い物ができました。
新しい(古着だけど…)命を羽織る日を楽しみにしております。

鍵コメさんへ

いらっしゃいませ~ 鍵コメさん♪
私は伝統工芸の加賀友禅の仕事をしております。
たま~~に 着物を忘れないでね♪
と言う感じの記事を書かせて頂いています。
と言うか 勝手に書いておりますが
今回は おそらくは知っている方は少ないだろうなぁ~
と思って記事にしてみました。
普段はとてもいい加減な 不真面目なブログでございます。
コメントいただけて嬉しいです!
またお時間がございましたら 遊びに来てくださいませ~

次の講義は…半年先にあるかもしれません (汗)

NOBUさんへ

NOBUさん、こんばんは~
おい天気が悪い日が続きましたが
最近ちょっと青空を眺められる日が少し多くなりました。
とら助がどこかで楽しく遊んでいるかな~って
白い雲が浮かんでいる空を眺めます。
まだ時々 とら助が虹の橋を渡ったときの事が
フラッシュバックするのです。
そんな時 自分に言い聞かせるのです。
とら助は絶対空で楽しんでいるのだと。
絶対寂しくはないのだと。

猫ねこりんさんへ

> 日本人に生まれて良かったな、と思いました。
有り難うございます、そう感じてくださって嬉しいです。
日本の民族衣装である着物は 本当に無駄のない
そして命を大切にするという考えの元に成り立っていると感じました。
現在、絹糸はほとんど海外で生産されていますが
命を頂いているのは一緒です。
私も もっと大切にしようと改めて思っています。

> きっと、虹の橋の向こうでも
> 元気にしていますね^^
元気な時の写真を眺めていると心が落ち着きます。
きっと とら助はご機嫌で飛び回っているはずですよね。

そうっか~
そういうことなんですね
無駄が全然ないんだ・・
それって、すごいことですね
反物に戻るって言うのは全然知りませんでした。
そんなにたくさんの繭をつかっているんだ・・
そういえば、うちで不動産探しをせっせとやってるとき、リヨンの南の地方の家は昔お蚕さんを飼っていた古い家が沢山売りに出ていましたよ。リヨンは絹織物で有名で絹の生産もやってたんですよね。
それで、えーとたしかこの地方の人達が蚕がなんかの病気で死に絶えたときかなんか、日本から繭を持ってきたんじゃなかったかなぁ
頼りない話ですんません~^^;

素敵な記事です

足袋ネコさん、トラちゃん、おはよう!
素敵なタイトルと素敵な記事、素敵なお着物の画像、ほれぼれとして何度も読みました。
さすがの足袋ネコさんです☆☆☆←星みっちゅ!

命をまとう、という考え方をしたことがなかったですね。
そうかぁ、、そうだったのかぁ、、
亡くなった母は生涯着物で通したのですよ。
たたみ方から教わって、それさえも「あー、難しいからもういいや」って言ってたのを、今激しく反省しています。
しかし、トリビアがいっぱいの記事でびっくりです。
友禅は着物の形にしてから絵を描くとか(他のはどうなんでしょう?)一反の反物には2600のお蚕様の命から成り立っているなんて、眼からウロコです。

また(いつでもよろしいのですよ)続きが読みたいです。
足袋ネコさんの記事を読むと、着物を着たくなる、ワタクシ。

茶々にゃんさんへ

> 着物と洋服の違い、改めてそうなんだと教えて頂きました。
着物が現代こんなに着られなくなったのは
やはりキチンと自分で着付けが出来ない事が理由の一つでしょうね。
私は20代の頃に着付け教室に通ったので何とかなるのですが
そうではない方が自己流で着物をきるのはちょっとキビシいかもしれません。
本当に困った民族衣装でございますね~ 着物って。
でも、皆さんに頑張って着て欲しい~!

> 1反に2600個もの蚕の命を頂いてるのですね!
そうなんです、びっくりですよね。
だからティッシュケースもいくつかの「命」でできておりますよ~
白生地から着物を作る時、少しだけ白生地が余る事があるのです。
それで作らせていただきました。

> とらちゃんは、ちゃんと「着物を纏う」事を分かっているから
はい♪ ちゃんとわかっている賢い(笑)猫でした。
だから絶対に生地に爪を立てる事がなかったので
仕事場お出入り自由だったのでございます。

> え”~~~っ!第2回の講義はないの~~~
うはは~ ありがとうございます。
たぶんないです(笑)

あやさんへ

あやさん、こんにちは~
> 一枚目のトラちゃん、超足長さんですね!!
そっ そうですか?? う~~ん・・・実際は凄く胴長ですよ。
足が長く見えるっって事は・・・ 
うん♪ カメラの腕がいいって事かな♪  なんちゃって~~

> 友禅のお仕事って、一旦着物の形にしてから描くんですね。
そうなんです。 白生地の状態で着物の形に縫い上げてしまってから下絵を描きます。
加賀友禅は複雑できめ細かな模様が入りますので 
本仕立てしても模様がきちんと綺麗に繋がるように
他ではしない面倒な行程が入っているのでございます~

> 実は私の実家も、主人の実家も元養蚕農家なんです。
おや~~! そうだったんですか!
今は海外におされて 蚕を飼っていらっしゃるお家は本当に少なくなってしまいましたね。
実際に体験してみなければ大変さ、貴重さはなかなかわかりません。
物を大切にする事、命を大切のする事、
そして着物の事を知ってもらうために記事を書いてみました。
読んでくださって有り難うございます。

> あのハンガー(?)ってどちらで手に入るものなんでしょう?
これは 「衣桁 (いこう)」と呼ばれている物で
(中には「衣紋掛け」と呼んでいる所もあります)
家具屋さんに問い合わせていただくと応じてもらえます。
それか 「衣桁」で検索されると出てきますよ~
私も検索してみましたが お安くてびっくりいたしました。
以前はもっと高かったんですぅぅぅ~~

がんさんへ

> こちらは昼間は暖かい日が増えましたが、日が暮れるとまだ冷えます。
こちらも同じ感じで スプリングコートあり、ダウンありです。
皆さん着るものに悩んでいいらっしゃいますねーー
ちなみに私は冬のスタイルでうろついております(笑)

> とはいえ、時節柄単の着物も欲しいぞということで例の古着屋へ行って来ました。
そろそろ単衣の準備とは がんさんらしいですね~♪
5月の中頃からでも単衣で十分な程暑い時がありますからね。

> かなり予算オーバーでしたが、いい買い物ができました。
いいお店にはいい物が見つかるものです。
長く着られるのもですから多少予算オーバーでも
元は取れると思いますよ、大島には流行もありませんし。
着れば着る程体に馴染んできますからね!

> 新しい(古着だけど…)命を羽織る日を楽しみにしております。

tieta4uさんへ

> 無駄が全然ないんだ・・
そうなんです、洋服のような半端な形の余り生地はまったく出ず
きっちりと反物の形になります。
パズルみたいなんですけど(笑)

> そういえば、うちで不動産探しをせっせとやってるとき、リヨンの南の地方の家は昔お蚕さんを飼っていた古い家が沢山売りに出ていましたよ。リヨンは絹織物で有名で絹の生産もやってたんですよね。
> それで、えーとたしかこの地方の人達が蚕がなんかの病気で死に絶えたときかなんか、日本から繭を持ってきたんじゃなかったかなぁ
調べてみましたよ~~ 検索してみましたよ~~
約150年前のお話ですね!
日本とフランスがこんな形で繋がっていたかと思うと非常に嬉しいです。
日本の蚕がフランスに渡って 命をつなげて美しい絹織物になり
今に至っているのです・・・
あぁ~~いいお話。
tieta4uさん 教えてくださってありがとうございます!

ねじっこさんへ

ねじっこさん、こんにちは♪
星みっちゅ 有り難うございます(笑)
前々からこの記事を書きたかったんですけど
真面目な事を書くのが ど~~~も 苦手。
でも、たくさんの蚕さんの命と引き換えに着物が成り立っている事を
皆さんに知ってもらいたかったのです。
繭が絹糸となっていく事は知っていました。
そう、昔観た「野麦峠」という映画で。
でも、長く友禅に携わってきた私が 
2600もの命から出来ていた事を知ったのは昨年です。
私も反省しなくてはなりません。

着物の画像は ずいぶん前に展示会に出したものです。
我が家はこんな着物も製作していま~す。
花は「ばいもゆり」。
我が家でデザイン化されるとこうなっちゃいます。

> 友禅は着物の形にしてから絵を描くとか(他のはどうなんでしょう?)
手描き友禅以外はこんな面倒な行程はありません。
反物のまんま模様を描き、染めていきます。

> 足袋ネコさんの記事を読むと、着物を着たくなる、ワタクシ。
はい! 私の狙いはそこです。
皆様~~ たまには着物をタンスから引っ張り出して着てみましょう~♪

命を纏う・・・考えたこともなかったけど、なるほどそうですね~♪
蚕というと、「あゝ野麦峠」の映画を思い出します。
あの時代の女工さんも、ある意味命をかけていたと言えますね。

加賀友禅の造り方に興味津津!!
切ってから絵を描く。
今まで何度か足袋ネコさんの制作過程を見てきたのに、あらためて感心しました♪^^
着物って、ほんとうに無駄がなくて素晴らしいものなんですね。

nakatugawaさんへ

> 蚕というと、「あゝ野麦峠」の映画を思い出します。
やっぱり~~!? 同世代って話が通じて嬉しいわ~
あの映画を見ていろいろびっくりするところがありましたねー
匂いがキツそうなんだけど いったいどんな匂いなんでしょ??

> 加賀友禅の造り方に興味津津!!
> 切ってから絵を描く。
そうなんですよ~ 白生地からいきなり着物の形にするので
絵を描く前にはさみが入ります。
だから 真っ白な着物に絵を描く ってな感じです。
ちょっとびっくり ですかねー

> 着物って、ほんとうに無駄がなくて素晴らしいものなんですね。
また着物をきる機会がありそうだから その時は
この話をちらっと思い出してみてね♪

凄いです!知りませんでした!
見た目や雰囲気だけでは無く
着物は時間もゆっくりと纏っているのですね。

命を紡ぐ、纏う
この記事を読んで命と時は同じものなのかも知れないな~
と、思いました。

着物って、ほんとに素晴らしいですネェ..。
初めて知ったことばかりで、とても感心、感動しました。

足袋ネコさんって、ほんとに素晴らしいお仕事をされてるんだな~と、また改めて思いました♪
これからも、お仕事頑張って下さいね。

かぜのお~さんへ

かぜのお~さん こんにちは。
お返事が遅くなってしまってごめんなさい!
着物はおばあちゃんからお母さん、
お母さんから娘へと譲られて繋がっていきますよ。
多少の体格の違いなんて気にせずに着ることも出来ます。
考えてみると凄いでしょう!?
たくさんの命から出来上がってくるものだから
おろそかには出来ません。
でも、この世の中にあるすべてのものが
命あるものから作られていると思うと
「大切にする」という気持ちをほとんど忘れてた事に気が付きます。
石油も 気が遠くなるような時間と命から出来たものですものね。

sakumiさんへ

sakumiさん こんにちは~
お返事が遅くなってごめんなさいませ
> 着物って、ほんとに素晴らしいですネェ..。
今回はちょっとかっこつけて記事を書いてみましたよ(笑)
でも、繭玉の数を思うと ちょっと襟を正すべきかな
なんて思いました。
昔の人は着物に限らず何でもものを大切にしましたよね。
着物の生地もたまに余る事があるのです。
それをケチケチと使って私も小物を作ったりしておりますよ。
猫袋もその中の一つです。
お仕事、がんばりまするぞ~♪


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参加させていただいています。 20081102000006.jpg

プロフィール

足袋ネコ

Author:足袋ネコ
食べることが楽しみ
寝るのも大好き
山登りはもっと好き
ネコはもっともっと好き~
加賀友禅の着物制作してま~す

とら(とら助)
17歳。 15歳の時に「糖尿病」になり、毎日2度のインシュリン注射の日々。いつも態度はでかく「オレ様」なのでーす。
7月3日、17歳と11ヶ月で虹の橋を渡りました。


のり(のり助)
2010年 9月14日に足袋ネコ家の家族となる。
営業部長、接待部長に特進中。
時々、のりイルージョンで家から脱出する
困ったちゃんです。

記事の画像を無断でコピーなさる事を固くお断りいたします。

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